老い支度について(尊厳死宣言書)

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義兄がガンで入院、手術も2度繰り返したが、既に全身に転移しており、術後1ヶ月で他界した。この間、人工呼吸器をはじめ、体中、管がいっぱい取り付けられ、まさに生かされているといった感じでした。

将来、自分が病気や事故で、回復の見込みのない植物状態や脳死状態になったとき、延命治療をすることなく安らかに死なせて欲しい、痛みがある時は薬で和らげる治療に留めて欲しいと思いました。

しかし、そのような状態になったときに、自分では意思表示は出来ないのです。

また、医師が延命治療を中止したことで裁判を起こされるケースもあり、家族が「本人は尊厳死を望んでいました」と伝えても、法的責任を問われることを恐れ、尊厳死容認に踏み切れず、医師も拒否せざるをえないのではないかと思います。

ではどうすればよいのでしょうか?

尊厳死を望むなら、尊厳死宣言書を用意する。

尊厳死宣言書の書き方は、特に決まりはありませんが、日本尊厳死協会では独自の様式を用意しています。

日本尊厳死協会は、終末期での医療について、自分の希望・意思を表した書面「尊厳死の宣言書(リビング・ウイル)」の登録・証明・保管を行ってくれるところです。

独自に作る場合、ほんとうに自分で書いたのか疑われることもありうるし、せっかく作っても後で問題になって、受け入れてもらえなければ意味がありません。問題となりにくい文書とするために公正証書を活用しましょう。

尊厳死宣言書には

  1. 延命治療を拒否し、尊厳死を希望しますという強い意思表示
  2. 尊厳死を希望するにいたった具体的理由
  3. 尊厳死を希望することを、家族も同意していること
  4. 医師が、自分の尊厳死を容認してくれたことに対し、刑事上及び民事上の責任を
    負わせないでほしいということ
  5. 本人が撤回しない限り、尊厳死宣言書の内容は効力を持っているということ
を明示することが大切です。

尊厳死宣言書を公正証書で作成した場合は、撤回も公正証書です。

延命治療の考え方については、自分と家族とでは、意向がかなり違うと思います。ですから、家族(配偶者、子供、親、兄弟など)の同意は絶対に得ておくべきです。

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